album:富山ファミリーパーク・神戸市立王子動物園 トップページに戻る


2005年8月3日富山ファミリーパーク、8月4日神戸市立王子動物園を視察しました。
両園とも園長さんには大変お世話になり、貴重なお話をたくさん伺いました。詳しくは「私の独り言」をお読みください。
狭山市のこども動物園の改善する点が見えてきたように思えます。


富山ファミリーパーク

富山ファミリーパーク入り口にある案内板。色々な切り口の動物を並べてある。これを考えるのが、改革、改善の第一歩だったという。

たくさんのイベントがあり、様々な市民がこのパークに関わっており、掲示物も多かった。市民とともにパークを作っていくという思いが伝わる。ネーチャーセンターとして立派だと思う。
情報センターがあり、動物の写生大会に出品された絵が掲示されていた。この絵を見に、多くの方がいらっしゃるといいなあと思った。
プラズマテレビで動物のようすが見えた。リスザルがえさをとりに来るのが見えて可愛かった。ここには3台カメラとモニターがあった。動物が写っていて、どれも楽しめ

この動物園の園長さんは昨年熊の被害が大きかったのは、園から市民へのクマの生態の情報が足りなかったのだと反省なさっていた。それで今クマ生態についての展示を行っていた。

手作りの説明板。作った飼育展示かがりの名前まで入っていた。若い職員にあったが明るく情熱が一杯。動物を愛しているようすが、すがすがしかった。

自分達の動物園をどう小アップし、市民に提示するか。悩んだ末、こんな掲示板を作り上げたようだ。コンテンツが立派で、私ですら大嫌いなこうもりをこわごわながら観察できた。
神戸市立王子動物園

サポーター(スポンサー)の個人名や企業名が書いてある掲示板。アメリカのトリノの動物園は寄付金の大きさによって名前の大きさが違っていたが、神戸の場合、同じ大きさ。品がよいといえますか。

聞くところによると、パンダが一番高い寄付をいただいているとか。多くの人が見るであろう、人気が高そうな動物はそれだけ寄付金が高い。
名前を載せるのが嫌だという方のお名前はない。個人サポーターは1万円からだが、3万円を送ってくる人もいるそうだ。神戸からだけでなく、動物が前にいたところの市民からも寄付があるそうである。 A3の大きさのプラスティックの板が動物の檻や場所に張ってあった。商品名を書き入れることはできないそうだが、企業のロゴは入れてもよいそうだ。地元の会社を訪れてお願いしてくるようだ。偉いなあ
王子の園長さんはことさら行動展示なんておっしゃらなかったが、飼育係とは言わず、ここも飼育展示係であった。このお猿さんの檻だって、楽しく過ごせそうではないか。

はじめ、サルのためのやぐらは3メーターほどにしていたそうだ。ッその後、猿の習性を考え、もっと高い場所を作ったそうだ。朝、猿は神戸を見下ろすように櫓のテッペンに座っているそうである

大アリクイの食事はありが一番ですが、いつもは代用食です。時には、缶詰のアリを食べさせたり、山の木を切ってきて、その中のアリを揚げたりするのだそうです。一番食事にお金がかかるのはコアラだそうです。

教育館の中にある標本。剥製も多い。マンモスの隣に死産だった象が剥製にされていた。動物園図書館も充実していた。さすが、政令都市の施設だけの事がある。

ここは教育館の中の講義室。大きな部屋だった。野外施設を作ったが、結局雨風の日のことを考えると室内のホールがほしかったそうだ。

業者の作った説明板。今時こんなものを設置している動物園もあるのかと驚きました。他の動物園では飼育展示かがりの手作りの展示版が多いのです。