小林乃悟さんの事実と異なるサニープレス紙上での記事・その責任は 

サニープレス紙上に小林乃悟さんの記事が載りました。私は若い小林さんに誠実に対応することが大人としての親切だと思っていました。ですから、メールは私信だと思い、公開を考えもしていませんでした。今回の記事では私は非常に名誉が傷つけられたと思っています。特に「議場での事実に反する発言」というところは、全く根拠のない誹謗・中傷だと思っています。今回は、小林さんが自分の思いだけで書いた記事に私の立場からお話をするべきと思い、ここにメールその他を公開します。

 何年か前になるが、小林さんは自分のホームページを立ち上げ、その際、狭山市駅西口再開発に関してもホームページに加えました。私に電話がかかってきて、私の議会レポートを掲載しても良いかと聞かれたので、私はOKしました。掲載の承諾をきちんとしてくるのは真面目な人だと私は思いました。私は、その後私のHPに公開している一般質問原稿のうち、西口関係の原稿を掲載してもよい事を伝えました。

 その後、私は小林さんと何べんかあったことがあります。彼が委員会傍聴にいわゆる見直し派の人たちと出席していた時。議会の傍聴に来ていた時。声をかけることはありませんでしたが、西口に関心があり、彼は見直し派の人だという認識もありました。私は推進派、見直し派といったって、意見の相違があっても同じ狭山市市民という認識です。だから、きちんと政治にコミットしようとする青年はすばらしいと思っていました。

 今回、住民投票条例が否決された後、かれからメールをいただきました。そのメールは小林さんがmixiに掲載しているので、お読みになりたい方は読まれると良いと思います。私は、彼のメールを無視することも可能でしたが、私の観点も理解してほしいと出来る限り誠実に彼にお答えしました。彼と電話ながらお話をしたこともありますし、お目にかかったこともあり、青年にきちんと対応するのが大人の役目だと思ったのです。彼は、私の息子よりちょっと年上だけですものね。

彼は、私の議会上での発言を嘘、事実と反する、大きな間違いがあるなどというのです。しかし、私は議会で部長の発言を受けて、「すべての権利者の方々が合意を形成し」と発言したのであって、法的な合意形成が出来ていることについて言及したのであるから、それを嘘、事実と反する、大きな間違いであると断定するのであれば、それが嘘である証拠を示すべきであると述べました。

私は、議場で嘘の発言をした覚えはありません。嘘の発言をすれば、大島政教議員のように辞職勧告決議をされても仕方がないことです。もし、そのような発言をした場合、議会進行上の休憩が入り、訂正、謝罪を求められたことでしょう。しかし、私の場合、誰からもとがめられませんでした。 すなわち、発言にいかなる問題も含まれていなかったのです。大島議員はさておき、議会での発言は嘘をつかない前提で成り立っています。議場の発言が嘘や誤りであった場合は、懲罰にかけられ事になります。答弁がそうであるならば、市長が責任を問われることになるでしょう。議場での嘘の発言はそのような重大な意味を持つのです。

 私は小林さんに先の「すべての権利者の方々が合意を形成」というのが嘘だという証明をしないで、公にこんなことをいう事は私の名誉を著しく傷つけることになるといいました。私はメールのやり取りは私信のやり取りだと思っていました。すべてを公開するつもりは一切ありませんでしたし、息子のような年の青年がたとえ「嘘をついた」「大きな間違い」などと個人的に言っても、きちんとその非礼を教えれば、分かると思っていました。私は自分がなんら間違ったことをしたとは思いません。小林さんが何の根拠も示さず、すなわち部長の発言を嘘だと証明することもなく、私を嘘つき呼ばわりされることは失礼の極みです。

 第一回目の返信原稿は残念ながら残っていませんので、第2回からの原稿を掲載します。この原稿はあくまでも小林さんへの私信として書かれており、公開は前提にしていません。これをお読みになって、どう考えられるでしょうか。みどり部分は小林さんのメールです。

小林様

 

 

お返事ありがとうございます。立場が違う市民へもきちんと対話するというのは

立派なことだと思います。吉池さんには何度かメールを出したことがあるのです

が、一度もお返事をいただいたことはありませんでした。僕はこの地域の民主党

を支持しています。吉池さんは民主党に近い人だと思い、メールをだしていまし

たが、お返事をいただけず、残念に思っております。

 

最近は話し合いが微妙に食い違って、話し合いの無意味さを感じることが多く、きっと吉池さんもそう思っているのでしょう。

 

高橋さんが、すべての権利者の合意という発言をされたことに関して、次のよう

に想像していました。高橋さん

は一人会派であり、詳しい情報が得られなかった

ため、市役所や機構の説明のみしか受けておられず、詳しい状況を把握されてい

なかったのではないかと。

 

お話によりますと、ずいぶん詳しくご存知のようです。しかし、そうすると「全

ての権利者の方々が合意を形成」という発言に関して、事実に反すると知りつつ

もあえて発言されたということになります。

 

私は、すべての権利者が認可後1ヶ月の間に態度を表明し、自分の利益にあった権利を保護する行為を行使したことをさしてすべての権利者が云々といいました。それは、議会で部長に確かめた上でしたことです。ですから、

 

議会で虚偽の発言をしたとになりか

ねませんが、この程度であれば少々オーバーに言ってしまっただけで、問題ない

とお考えなのでしょうか。

 

とは、失礼ですね。オーバーでもなく、虚偽の発言ではありません。

 

高橋さんを支持している方は本当にそうなのだと受け

止めるかもしれませんし、高橋さんがその後の大島市議の辞職勧告決議案にもし

も賛成されたのであれば、おかしな話なのではないかと思うのです。

 

もうしわけありませんが、私の発言が虚偽であるという事を証明したうえで、すなわちすべての権利者が認可後1ヶ月以内に権利の行使の態度を表明しなかったことをしょうめいしないで、こんなことを言うのであれば、今の時点では私信であるので、名誉毀損にはなりませんが、以後は名誉毀損事項としてあなたのメールを保存します。こんなはっきり言ってあなたの「思い込み」の文章を公にするならば、私にはそれ相応の考えがあることをお伝えします。

 

大島市議に関して、私は議員として問題があったと思っています。ただ、他の市

議の行動を非難する直前に、自らも事実に反する発言をするというのは止めてお

くべきだったのではないでしょうか。

 

大島さんの答弁を私はほとんど初めから最後まで聞いたものとして、非難するに値すると思います。私が事実に反するというのであれば、もう一度申し上げますが、誰と誰とが認可後1ヶ月以内に態度を表明しなかったかを内容証明書付のお手紙をください。

 

 

また、「GOという市民が大半」とお考えのようですが、本当に5年後の完成を目

指しているのであれば、住民投票で決着を着けてしまった方が早く進んだのでは

ないでしょうか。ただ、住民投票を求めている方々は勝算があると感じているか

らこそ行動を起こしたのでしょうし、実際行えば合併の時と同じようなことが起

こったのではないかと思っています。推進派のみなさんは、住民投票では勝てな

いと感じているからこそ、全員が反対したのではないかと感じています。

 

投票自体が意味のないものと考えます。勝つだの負けるだののレベルで考えるのはやめて、市民の視点に立って物事を考えるべきです。

 

現在の狭山市では、推進派と見直し派が力比べをしている状況だと思います。ま

た、裁判も2つ起き、再開発としてはもめている事例に入るのだと思います。住

民投票を行わないということは、このまま両者の対立構造を続ける選択をしたと

考えられますが、それは駅前整備を早めることにはならないと私は考えます。

 

力比べなんかしていません。171人の権利者のことを考えれば、早く推進するべきなのです。あなたたちは勝ち負けと言いますが、何が勝ち負けですか。民主主義は大勢の思いがよくも悪くも物事を決めていくのです。もめるのが良いとは思いませんか。どこかで妥協点を考えなければ、平和な世の中になりませんよ。そこを考えるのが大人の仕事なのですよ。分かりますか。

 

本当のことを言って、小林さんは早期の西口の整備をどう思うの?そのことを主眼に置くか、それとも少数の地権者の方についての利益のみを言っていくのですか。本当にこの事業を潰した方が、市民のためだと考えているのでしたなら、もう、私も吉池さんと同じように、あなたとの議論の接点はないと思います。

 

ブラクソン

 

最後の3回目のメールの返信も載せることにしましょう。私が息子のような年の青年に出来る限り誠実に対応しようとした思いを分かっていただけると思います。

小林様

 

これが最後のメールです。今後もう話し合いの接点はありません。

 

今回の住民投票に対する反対の原稿原案はHPにアップしました。反対しているという地権者に対しての見解はあなたと全く違うのだろうと思いました。

 

同じ物事を見ても、すべての人が同じようには考えないことを理解していますよね。

私は残念ながら、一回目の住民投票はその条件に対して反対しました。次の住民投票ははっきり言って反対討論に書いたように、住民投票すべき事案とは思いませんでした。

 

私の思いや考えがあなたと違うという事は、民主主義の世界では何も悪ではありませんよね。そして、意見が平行線をたどるのも、見方が違えばありえます。そういうのが前提で民主主義は発達してきました。

 

言葉尻を捕らえれば、いっぱい反論も出来るのですが、今回のことはこれで私はあなたに対して沈黙しましょう。唯、私は小林さんが市民のために、心を砕いていることに対しては、立場や見方は違っても、良いことかなと思っています。一つの見方だけでなく、さまざまな見方があることを受け入れながら、市民のお役に立つ努力をしてくださいね。

 

私はあなたと今は考えが違うようですけれど、私の見方で多くの方々の考えを斟酌し、総合的に判断し、その判断をホームページなどで公開し、非難されるべき点があれば真摯に伺おうと思っています。この政治的な立場はご存知のように8年間変えることなくやってきました。今後も変えません。又、違う事案で議論できることがあれば、議論しましょうね。

 

このたびは、これでおしまいです。