2004年9月議会一般質問原稿2回

この原稿は読むことなく、概要を言いました。しかし、大意は変わりませんので掲載したいと思います 

1.        合併

 

合併に関する答弁の中で、平和都市、健康推進都市については現状を維持すると言う事で、狭山市がとてもよい行政をしている分野でもあり、それを継続する事を目標に掲げる事は大変よろしい事だと思います。

 

環境に関しては、リサイクルなどのシステムについては、かえることなく積極的に行う。施設などは今のところ狭山市分は充足しており、合併後新しいことがあったときにはその時新しい視点で考えようということですよね。

 

緑は公有地化もしていくが、収入との兼ね合いがあるということでした。市街地に関しては従来を踏襲していくということ。

 

ここで、私が問題としたいのは、文化都市というところです。市長も教育長も文化都市をどういう風にしたいのか、特に施設に関してなど、あまりビジョンを持っていないのではないかと私は心配しています。

 

というのは、私は先日ある人から将来の狭山市と入間市の人口予測を見せていただいたのです。その権威ある予測によりますと、今のままの平均特殊出生率で行くと30年後には、狭山市の人口は13万人、入間市は14万人ほどに減少すると言う結果がでました。私はこれを見て、ますます合併を勧めなければならないと思ったものです。きっと、日本の人口総数も減っているのだから、狭山市や入間市の問題だけではないはずですが、今から手を打たなければ結果はもっと悲惨になってしまうのではないかと考えます。

 

心配は、人口が減少し、市税が減るというのではありません。合併をしないで、狭山市は後30年間に20%も行政やそのほかのサービスなどをダウンサイジングできるかということが心配なのです。行政改革を行っていますが、その方向は手数料を増やすなどのこと意外、特別制度を大幅に変えるということをしているようには見えません。また、大きくなった洋服を自分に合わせるには切ってそれから縫う作業がありますが、それには新しく作る以上の大変さがあるのは、よくわかることです。

 

こんな状態だからこそ、合併によって新しい視点での街づくりが早急に必要とされていると言うのです。誰かがどこかで長期の視点に立ってのビジョンを構築していかなければならないのです。それは、合併協議会がやっているのだろうと言いますが、合併協議会を傍聴していますと委員は合併協議会の提案をひたすら協議するのに精一杯の状態です。ジグゾウパズルのピースを当てはめるに似ています。ピースを当てはめてしまえば、その姿が明らかになるのかと思えばきっとそうではないと思います。なぜなら、合併後に調整すると言う内容の提案が増えてきているからです。今決めないと言う事を決めているのです。

 

そこで、私は今後の狭山市をどうするかと視点で、合併後の街づくりへの市長の考えを聞いたのです。狭山市は県下一の工業都市です。もちろん、この点は決して負けてはいけない分野です。産業振興はもう言うまでもなく狭山市にとって最重要課題です。それと、文化都市の形成は、男女共同参画社会をできる限り進め、子育てしやすい県下一の町にして若い世代にアピールする施策をとるとともに、この狭山市を持ち上げる大きな有効的な施策だと私は本気で思っています。

 

文化の香りの高い品のよい街づくり、少なくともそういうイメージの街づくりを心がけるべきだし、合併がよい機会なのでそういう街づくりのビジョンを今作り上げる努力をするべきだと思います。市長が教育長と手を取り合って作って、協議会に提案していくべきだと思っています。

 

ある職員が夢として語ってくれましたが、財政の事を考えなければ入間川小学校のような素敵な小学校を中心に街路樹が青々と茂り、外国にあるような家が並んでいるような街を作ればよいのではないか。ある議員がいいました。大学がいくつもあるのだから、文教都市としてもっとイメージアップしてはどうかと。私は、博物館をお茶に特化し、図書館を中心に文化都市を作る事を提案しているのです。

 

私は、市長には、合併を機にこんな街づくりがあるという提案を合併協議会にすることを躊躇しないで行ってほしいと願うのですが、それについてどう考えていますか。

 

学校給食のことも言いました。自校給食にしていく提案をしましたが、後で考えるというような回答でした。今までセンター方式を模索し、PFI方式でできるか調査している段階なんだからあれこれ他の事は言ってもらいたくないのでしょう。それは分かるけれども、実際人口減少を迎えるに当たって、大は小をかねなくなります。すなわち、一部にセンターのような大規模な給食供給施設を持っていてもよいのですが、学校の統廃合は必至となる時代が来る時には大きな給食施設は重荷になる時が絶対やってきますよと言う事です。合併を機に学校の統廃合についての議論をするべきだし、それが街づくりのビジョンのキーになっていくと思います。こんな観点も含めて、教育長には今後のビジョンをまとめ、市長と話し合いながら合併協議会に提案することを躊躇せず行っていただきたいのですが、それについてどう考えていますか。

 

男女共同の子育て施策は進んでいるところもあれば、進んでないところもあります。観点を変えて施策を展開するには時間もかかるでしょうが、今後の新しい街づくりでは、新しい家庭を応援していく行政である事を明確にしていくべきだと思います。センスのよさがキーワードですが、センス好く、おしゃれに、余裕を持っての子育てを支援していく努力をしていってもらいたいと要望します。合併の絡みも考えれば、次世代育成支援計画は将来の狭山市の子育ての計画と言う気概だけではなく、先ほどから申し上げているように、人口減少を食い止めるこれからの狭山市の命運を担う計画なのだと言う事を肝に銘じて、作ってくださる事を要望します。そういう意味で、市長はじめ全庁を揚げるつもりで