幻の議案:人事案件の不手際(!?)
議案89,92号:許可、認可、指定などの権限が大幅に市に移譲されるの伴い、開発で起きたような不名誉な事が、建築に関しても決して起きないように、心して条例を審査しました。
議案96号:4月からペイオフが実施か。ペイオフが導入された後は、銀行が破綻したら1千万円しか預金は保証されません。狭山市の預金はどうなるのか不安です。リスクを出来る限り回避して、しっかり税金の管理をお願いしたい。
今回の議会では幾つかの議案が差し替えられたり、訂正されました。まず、ある人事案件が議会当日になって提案されない事になりました。本人の強い意志により議案を取り下げたと言う事なのですが、本当に府に落ちません。議案書は少なくとも議会の開会一週間前には配布されていますから、議員にはその方については名前も経歴も分かっているのです。人事案件でこのような事は私が議会にきて以来初めての事です。何があったのだろう?提案する前の話し合いはどうしているのだろう?次はどなたになるのだろう?憶測が憶測を呼びます。
議会に掛けるような重要な人事が暗礁に乗り上げるような事態は本当に問題です。その方の名誉にも関わるではありませんか。それも議会当日です。議会の開会もほぼ午後になってしまいました。出来るなら、決して起きてほしくない事態でした。
許可、認可、指定等の権限が大幅に市に委譲されるに伴い、開発で起きたような不名誉な事が、建築に関しても決して起きないように、心して条例を審査しました。(条例89、92号)
議案第89号:狭山市建築審査会条例
質問: この審査会は法の特例を審査するとても大きな権限を持つ審査会です。今後の街作りをも左右し兼ねない決定もします。
審議会の5人の委員はどのような方になるのですか。女性は含まれるでしょうか。専門調査員とはどのような方がなられるのでしょうか。
答え(建設部長)
建築基準法に決められているように、法律、経済、建築、都市計画、公衆衛生又は行政に関し優れた経験と知識を有し、公共の福祉に関し公正な判断をすることができる者のうちから市長が任命する事になっています。女性の登用も考えていきたい。専門調査員に関しては、建築問題に詳しい弁護士のような方をお願いした事があるそうです。
議案第92号:狭山市事務手数料条例の一部を改正する条例
質問: この手数料は、狭山市が限定特定行政庁から特定行政庁へ移行する事に伴い、大幅な事務が狭山市に移管されます。今迄は県が徴収していた事務手数料を、今後は狭山市が行なう事となります。
(92号質問の続き)特定行政庁となる理由は如何でしょうか。このような膨大な事務が移管されるにあたり、その受け皿となる執行体制はどのようになりますか。又、事務手数料はいくらほど予定していますか。
答え(建設部長)
埼玉県では8市が設置しているが、狭山市も地域の特性に合わせた街作りをするには事務処理の効率化を図り住民サービスの向上を図るために、すべての建築物に権限の及ぶ特定行政庁を設置する必要があると認識している。
これらの事務を執行するにあたり、さしあたり2人の職員を県から派遣して頂く。また、研修には昨年4月から職員を川越土木事務所に派遣している。
来年度は160件程の申請で、340万円程の手数料を見込んでいる。
ペイオフが導入された後は、銀行が破綻したら1千万円しか預金は補償されません。狭山市の預金はどうなるのか不安です。しっかり税金の管理をお願いしたい。
議案第96号: 狭山市一般会計補正予算 2款1項6目基金費
質問: 9月現在、狭山市の現金、基金はそれぞれ、92億、68億ともいわれています。 これらはすべて市民からの税金です。この大切な税金がペイオフによって、1千万円になっては大変です。
狭山市はペイオフにどのように対応されるつもりですか。
答え: (収入役)
ペイオフが導入されれば、預金に対するリスクが出てくると考えざるを得ない。そのリスクを最小にするための研究を県と共に8月から始めている。
多くの金融機関に分散して預金したり、負債と預金が相殺されるという事から、市債と預金の割合を検討したり、短期の定期預金や普通預金を組み合わせたりとあらゆるリスクマネージメントを考えている。