200312月議会一般質問2回目
1回目に3回目に

障害者福祉  子育て  青少年  西口再開発

障害福祉に関しまして、支えあい公社が実際に高齢者、精神障害者の生活支援ヘルパーを派遣しているし、また、狭山市が全額出資の財団法人ということもあり、今後、障害者地域生活センター的な役割を担っていってほしいと願っています。この夏、北海道で伊達市と函館周辺の福祉法人の視察を行いました。伊達市では市が中心となり、障害者福祉政策を行っていました。一方函館周辺のある大きな福祉法人は1大障害者福祉施設群を設備し、大きな力を持って福祉に貢献していました。2箇所、2つの対照的な支援体制を視察いたしましたが、私は、やはり伊達市のように、利害関係のない行政が中心となる支援体制を確立し、議会そのほかがチェックできる体制のほうがよいように思いました。そういう意味で、障害者就労・生活センターの計画の中で財団法人とはいえ行政とつながりの強い支えあい公社が中心となり、行政とともに障害者の社会へのインクルージョンを進めていってほしいと思います。庁内や検討会だけでなく、公社とも話し合いの場を持ってほしいのですが、いかがでしょうか。

あと、学童保育に関しては、私の考えと養護学校の保護者の考えが違うようです。私は特別に養護学童保育室を作らず、地域の学童保育室に通ってもらうように説得してほしいと思います。支援籍など、学童の教育環境は今後23年のうちに大きく変わっていくと思いますが、やはり分離して保育と言う考えよりもどんな子供も一緒に保育と言う事に主眼を置くべきだと思っています。いつでも、地域においで下さいという姿勢をとっていてください。そのほうが、費用の点でも1件の学童保育室を設けるよりも安上がりだと思います。

次世代育成行動計画の策定に関しましては、若い世代とお願いしました。事業に携わるものなどという幅広い分野の方々の中に、子育て当事者のお父さんお母さんも必ず入れてほしいし、公募も考えてほしいのですが、いかがですか。

この行動計画と今までのエンゼルプランとの違いを明確にし、作成をお願いしたいし、目標に関して、達成度をきちんと管理する方法の確立もお願いしたい。特に今までの子育てプランにかけていた視点と思われるのは、青少年問題であると思っています。福祉における児童は18歳まで含みます。非行に走る子供も多い思春期をどう乗り越えるかは親子ともども大きな問題を含んでいます。乳幼児や乳幼児を持つ親に対する施策はかなり充実してきたと思っていますが、青少年にたいする施策が弱いのではないかと思いますので、その点を含む行動計画としてください。

特定事業主行動計画策定においてどのような点を基本において策定なさるのでしょうか。子育て環境の改善は労働時間の短縮などをすることにより、男女が豊かに関わって子供と接する時間を増やしたり、子育てを楽しめるように余裕のある暮らしが必須です。親の一方が残業だ、出張だと勤務に忙しすぎると家庭生活や子育てが他方の親に偏ります。基本的に共働きを容易にする行動計画を作ってほしいと願っています。役所の特定事業主行動計画は一般事業主の行動計画の模範になりますので、規範となるようなすばらしいものとしてほしいと願います。

ファミリーサポートセンターは地域の中で生活をできる方には必要ないかもしれませんが、働く女性の味方になりうる支援です。でも、働く女性は休日に家事や育児に時間を掛けたいので、中々活動に参加できにくかったり、情報に疎い面があります。保育の隙間を埋める役割もありますので、ニーズ調査をよくし、サポートセンターの宣伝や支援、使い勝手をよくする工夫を忘れないで下さい。

虐待のことに関して、施設が満杯の状態である事は県議会でも取り上げられ、問題とされています。子供のニーズに沿って子供を措置するのではなく、施設の空き状況を見ながら子供を措置するなんて現象が起きるという話も聞いたりしています。3度の食事、清潔な生活、清潔な衣服、それに教育は子供の成長に欠かせません。ネグレクトによって、本当に子供の養育が満足されているのかと思われる状況を見聞きするようになっています。早く手を打ってください。保護施設の満杯解消、または新施設の建設を、狭山市から、国や県にもっと声を上げていってほしいと思います。子供は親から離れない、だから施設には入れられないと言う話を聞きます。虐待されている子供は心的外傷後ストレス障害(ptsd)の一種としてゆがんだ愛着を親に持つのだそうです。虐待は自分を親が愛している証拠だと自分を納得させ、だから親にすがりつくと言う事なのだそうです。このptsdから解き放つ事こそ、子供を救う事です。3度の御飯、清潔な洋服や生活、義務教育を受ける権利を奪われていると思った時には、迷わないで一時保護所を使ってほしいと願います。

今子育て支援が脚光を浴びていますが、青少年問題は今後もっと深刻になり、国の総力を挙げての解決課題になると私は思っています。勿論、教育の力こそが青少年問題の解決に大きな力を持つとは思いますが、それだけではどうにもならないと考えます。青少年を地域に取り返す事が必要だと私は考えています。だから、公民館で青少年プログラムをといいつづけていますし、青少年の居場所を確保する事もお願いし続けています。ですから、今回ユースプラザが、青少年のために運営委員を集めると言う考えに前向きな答弁をしてくださったり、就労支援のために就労マナー講座を開いてもよいという答弁をしていただき大変嬉しく思います。青少年問題に特効薬はありませんが、私は彼らたちが人生の目標を持って、大人とともに地域で生きていくことを願っています。そのためには、青年にも小さい子供と同じように大人の積極的なかかわり、援助が必要なんだと思っています。私は、中央児童館はいま小型児童館として位置づけられていますが、これを中学生ぐらいまでの児童館化し、隣のユースプラザを中高生の居場所化させることを提案します。中央児童館階下に乳幼児のためのスペースもできたことですから、開館時間を午後1時ぐらいまで遅らせ、閉館時間を9時までとするというのはいかがでしょうか。私は、アメリカでユースセンターを視察しましたが、午後4時半から10時半まで開館していました。答弁はいただかなくてもよいのですが、中央児童館の大型化を検討してみてください。勿論、ユースセンター機能を西口開発ビルの中に入れるのが一番よいと思いますが、中々難しそうなので提案しました。

障害児教育に関して、3点お聞きします。

1.     校内委員会と称する教育支援委員会を設置するとの事であるが、どのような人がどのようなことを誰のためにしていくのですか。障害児や障害児の保護者はその委員会にどのように関わることになるのですか。

2.     特別支援コーティネーターとは何か。どんな資格の誰が、誰のために何をするのですか。障害者、保護者とはどのようなかかわりを持つのですか。校内委員会に対してどのように関わるのですか。

3.     交流がこの4年間多くなっているように思えないが、実情に対して教育委員会としてどのように考えていますか。特別支援教育に移行するに当たり、現状を改善するべきだと思いますが、お考えは。

4.     情緒障害通級学級に通っている児童で今後中学生になる生徒にどのようなサービスを考えているのですか

西口再開発事業に関しては2点質問します。

1.     都市計画決定に向けて、財政的な問題はいかなる方法を使うかはまだ具体化してはいないかもしれませんが、クリアできたと言う事ですね。お金がないからできないということは、ないと言う事でよいのでしょうか。

2.     新都市機能ゾーンのあらましは決まったようですが、変更の余地はあるのですか。何べんも言うようですが、私は小さな旧入間川小学校のメモリアルパークと道路部分を残して、できるならば売却してもよいように思っています。それによって狭山市駅西口が中心市街地として活性していくと思います。この点、変更は可能なんでしょうか。