求めるような答弁が頂けなかった私の一般質問のほぼ全文です。

ず、あなたは4日の特別委員会で初めて議会と市民にご迷惑とご心配をおかけしたことについて深く「反省」をしているとおっしゃいました。では、なぜ、このように議会や市民に迷惑と心配を掛けるような事が起こったと思いますか。市民の一部では、心配どころか怒っているというこえまできこえてきています。また、あなたはこの事件については知らない所で起きていた。結果として利用されたと説明なさいました。では、なぜ結果として利用される事態が起こったと思いますか.


私はあなたが「反省する」事態になったその原因を良く見つめなければ、今後、このような事態を再び起こさないようにする対策は、できないと考えます。また、「結果として利用された」事態についても、同じ事が繰り返さないようにするためには、何らかの対策が必要であり、そのためには、市長、今から考えてでもよいですから、あなたがするべきでなかった事、するべきだった事に気付く必要があると思いますが、如何でしょうか。そして、何をすべきでなかったと思いますか。何をするべきだったのでしょうか


あなたは許認可の権利をもっています。部長専決といっても、部長は彼の名前の判を押すのではなく、あなたに変わってあなたの名前の判を押します。あなたは、部長がで判断できない物を、なぜ私が判断できるのかとおっしゃいました。

しかし、市長。
最終的に判断するのが、あなたのお仕事なのではありませんか。地方自治法第149条第9項に当該普通地方公共団体の事務を執行することが地方公共団体の長の担当事務とされており、同じく地方自治法第173条で言うように事務吏員は上司の命を受け、事務を掌ると規定されているのです。狭山市事務決済規定第5条第4項では事案について疑義があり、又は現に紛議を生じ、もしくは生ずる恐れがあると認められる時上司の決済を受けなければならないとして、この際はあなた、市長に決済を委ねられたのだと思います。

本質的にあなたの命を受けなければ吏員は何もできない筈なのです。それにも関わらず、部長が判断できないことを判断せず、あくまでも部長決裁とした事で、12月5日の産経新聞は
「市長の姿勢は"責任逃れ"と指摘されても仕方ないと言えそうだ」としております。この指摘に対して、あなたはどのように御答えになられるのでしょうか。この場合、"責任逃れ"などと言われない態度とはあなたはどんな態度だと思っておられますか。


来月からこの事件の公判が始まります。事件の全貌が明らかになる時が来ると思います。事件に市長あなたがどのように関わっていたか、また関わらなかったかはその時に明らかになるでしょう。しかし、それがどうであれ、この事件で狭山市が10月24日から各種報道機関で報道され、市民はやりきれない恥ずかしい思いと、市長を利用しようとする輩が徘徊する狭山市にがっかりもしているとおもうのです。

私はあなたから、謝罪だ、反省だという言葉を聞きたくはありません。
今後、絶対このような事が起こらないためにも、この事件から学ぶためにも、狭山市のシステムに何らか問題があった所、また、今回あなたの取った判断のミスなど、しっかり見据えるべきだと考えます。

議会では特別委員会でこの作業を進める事になると思いますが、市長、御自身でも、ご自分でできないのなら、第三者に頼んででも、
問題を明らかにするべきだと思うのですが、それについてどう御考えでしょうか。そして、狭山市広報で市長の考えを掲載するべきではありませんか。私はこういう事が、市民に対しての本当の謝罪と反省となると思います。答弁、よろしくお願いします。


私の考え

は 今回の市長室で開発事務を巡って恐喝が起きた最大の責任が市長にあったと思っています。 この事件が起きないようにするには、市長がN氏やO氏にたいして、毅然たる態度で開発事務手続きが合法的に行われ、なんら問題がなかった事をはっきりさせれば良かった事だと思いますなぜ、友人、知人という人にたいして、毅然たる態度で接しられなかったのか。ここに問題があります。

“しがらみ”については巷ではいろいろ言われています。しかし、
公人と私人の区別をはっきり付ける思いがなければ、職を辞すべきです。(時には、泣いて馬食を切る場合も仕方ないのです。)また、人は繋がりの中で生きていますが、公職にいる者は交友関係にも本当に注意が必要です。私の事で申し訳ありませんが、公職についていると本当に信頼できる人の小さい輪の中に閉じこもりがちになります。なぜなら、人のいろいろな思惑や利権の渦に巻き込まれないようにしたいと思うからです。をきれいにしておくのは大変な事です。ある意味では戦って勝ち取る程のものなのです。落とし穴はいたるところにありますから。

私は、この質問をしたときには市長の辞任を求めようとは思っていませんでした。市長が自らの反省すべき点を明確に言い表し、問題をはっきりさせ、改善策を示せば良いと思っていました。けれど、
市長は私の質問になんら答弁しませんでした。その後にもたれた特別委員会でもこれに言及せず、減俸で責任を取るとし、議会もそれを2月7日の臨時議会において認めてしまったのです。

町田潤一市長にはがっかりさせられました。今後、狭山市はどうなって行くのでしょうか。悲観的な思いが一杯です。けれど、市長がどうであれ、私は市民のためになる提案を議会で示し、市の間違った姿勢を糾し、分からない事は市民に分かるように質問して行きたい。しなやかに、したたかに市議会議員生活を全うしたいと願っています。




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